頭痛

【頭痛にはいくつかの種類がある?】

日本人の大人4人に1人は頭痛持ちというデータがあるほど頭痛で悩まれている方が多いと思います。

一言で「頭痛」といってもたくさんの種類と特徴があります。まずは総論として書いていきますので、ご自身がどの「頭痛」に当てはまるか考えながら読んでみてくださいね。

①日常的に起こる頭痛

●二日酔いや風邪などで起こる頭痛

●原因がなくなると自然に治る頭痛

アイスクリームやかき氷を一気に食べると頭が痛くなりますが、自然に痛みは治まりますよね。これは誰にでも表れやすい頭痛です。

②慢性頭痛

脳自体には異常はなく、原因となる他の病気が無く、繰り返し起こる頭痛。頭痛持ちの頭痛で、頭痛全体の約80%はこのタイプです。

一言で慢性頭痛といってもその種類ごとに痛み方も違うので、そのタイプに合わせた対応が必要です。

慢性頭痛は大きく分けて3つに分けられます。

●片頭痛

●緊張性頭痛

●群発頭痛

慢性頭痛は大切な内容ですので、後述に詳しく書いていきたいと思います。

③病気に伴う頭痛(危険な頭痛)

なんらかの病気が原因となって起こる頭痛です。代表的なものには、くも膜下出血・脳梗塞・脳腫瘍などです。これらの原因の病気は、命にかかわる可能性がとても大きいので、すぐに医療機関を受診しましょう。

一言で 「頭痛」といっても、色々な頭痛があるのです。

 

【慢性頭痛の各論】

①片頭痛

ズキン!ズキン!あるいはガンガン!と脈を打つように痛むことが特徴です。

☆痛みの特徴

●頭の片側が痛む(両側の時もあり)、またはときどき起こる(間歇性)

●痛みの強い時は吐き気や嘔吐を伴う時があり、ひどい時には寝込んでしまう

●動くと痛みが悪化し、動くよりじっとしている方が楽になる

●頭痛が起こる予兆として、目の前がチカチカしたり光が眩しかったりする

☆痛みの原因

頭の血管が拡張することにより、神経が過敏になり痛みが起こります。次のような要因が考えられます。

●お腹の冷えから、頭に血液が集まりすぎている

●生理など女性ホルモンの影響

●睡眠不足や生活リズムの乱れ

●過度なアルコール摂取

●緊張状態から解放された時など

 

☆痛みに対する対処

まずは規則正しい生活を送り自律神経の働きを調整するように心掛けましょう。

更に後頭部をアイシングの行います。

そして頭に集まりすぎている血液を分散させるため、お腹を温めながら暗い静かなところで安静にしましょう。

人によって痛みの感じ方は違いますので、まずは安静にしてお腹を温め、後頭部やこめかみを冷やしてみてください。

お腹が冷えている人に、足の親指がうまく使えない人に頭痛は多いです。

 

②緊張性頭痛

慢性頭痛の中で頻度の一番多い症状がこちらの緊張性頭痛になります

頭全体がギューッと締めつけられるのが特徴です。

☆痛みの特徴

●頭全体が締めつけられるような痛み、めまい、重量感が、「ヘルメットをかぶったように」ダラダラと続く

●頭全体や後頭部や首筋が痛くなる

☆痛みの原因

首・肩の筋肉が緊張することから痛みが起こります。その原因は・・・

●首の骨などの骨格の歪み。筋肉の緊張感

●身体的ストレスと精神的ストレスの積み重ね

●歯の組み合わせ、目の疲れ等

☆痛みに対する対処

緊張性頭痛は、首・肩、背中にかけての筋肉や頭の筋肉が緊張することで起こります。ですので、「偏頭痛」や次項でお伝えする「群発性頭痛」も含め、この「緊張性頭痛」こそたから整骨院での治療でメンテナンスをすることが効果的です!

たから整骨院で骨盤矯正を中心に骨格・体格の歪みを修正し、首・肩の筋肉の調整をすることによって、筋肉内の血流が良くなり、筋肉中の乳酸やピルビン酸などの老廃物が溜まらず、周囲の神経を刺激する要素がなくなり、締めつけられるような痛みから解放されます。

またストレスコントロールすることと、入浴やホットパックなどで温めてあげてくださいね。ストレッチも効果的ですよ!

【注意】

痛みが毎日のように続くこともある「緊張性頭痛」は、鎮痛剤を使用してもあまり効果がないことが多いのですが、習慣のように鎮痛剤を使用することにより、薬物乱用頭痛を起こす可能性がありますのでご注意くださいね。

 

③群発頭痛

ある時期に集中して起こり、目の奥をえぐられるような痛みが特徴です。

☆痛みの特徴

●慢性頭痛で一番痛みの強い頭痛

●必ず頭の片側が痛む。 目の奥をえぐられるよう、じっとしていられない

●ある期間毎日のように決まった時間に起こる。一回の痛みは15分~3時間位

●目の充血や涙、鼻水などを伴なうことがある

●男性に多い

☆痛みの原因

●群発頭痛の起こる原因はまだ明らかにされていないことが多いのですが、頭部の血管が拡張し、特に目の後ろを通っている血管が拡張して炎症を引き起こすため目の奥が痛むことが多くなる

●涙腺や瞳孔をコントロールしている自律神経が刺激されて涙が出る、瞳孔が小さくなるといった症状を伴う

☆痛みに対する対処

群発期間は、日常生活の中で飲酒と喫煙を出来るだけ取り除くことです!群発性頭痛は、飲酒や喫煙などが誘因になると言われています。群発期間は禁酒を守り、喫煙も控えてください。

また、気圧にも敏感ですので飛行機に乗る際等も気を付けてくださいね。